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2007年6月25日 (月)

教えない教育

不安なときは、どうしても教えることが先行してしまい、聞くという行為があることすら忘れてしまう。人間関係の中で一番自信のある行為は聞くということ、自信のある人はよく人に問いかける人ではないでしょうか。ですから、聞くためには、伝えたいものがしっかりとあること、必死に伝えたいことがあることがかなり大事な要素であると思います。そして、言葉というものは心にのっかって出てきますから安心のないところで、心からの声を聞くことはできないのです。(学びのアトリエ日記:インタビューで教育改革 より)

 

上記記事の中に「教えない教育ネットワーク」というのが出てくるけれど、これは「知識を教えない教育」と言い換えることができるのではないかと思う。

自分の考えを押し付けるために話をするのではなく相手の状況をよく理解したうえで、対象のケースにもっとも有効な解決策を対話をしながら創り出してゆくこと。

最近、企業内研修でも「傾聴」などといって対面での応答において「聞くこと」の重要性が強調されることが多い。書店のビジネスコーナーでは「コーチング」といったところがそれに該当しそうだ。

古くはアルキメデスかプラトンか誰かも対話を重要視していたような。対話によってお互いの知恵や知識を交換しながら、新しい知恵や知識をつくって行くのが対話主義。「自分の考えが必ずしも正しいとは限らない」という立場というか認識が前提となっていたはず。

最近ではいわゆるWeb2.0というキーワードの中でも企業と消費者との対話などといった構図で「対話」がクローズアップされている。ネットでももっと対話主義らしいコミュニティを創りだしたいものだ。主張の張り合いではなく聞き合いの対話ができるコミュニティ。

  
親という立場でも、子供と接するちょっとした会話の中でそんなふうに話をしたいものだと思う。