子供の成績の格差を生み出しているもの
著者は、家族一緒に夕飯を食べることや一緒に会話を楽しむこと、家族で旅行に出かけることと成績との因果関係を通して、「生活の質」の格差が階層の固定化を生むと主張している。そして、サービス業の365日、24時間化にともない人が休んでいるときに働く人間が増え、こうした人たちには、いくら国家が「家族を大切にしよう」「子育ては親の責任だ」と声を上げても、そのための時間がないと主張する。
その上で、「国全体として、夜中働くのをやめるとか、土日はしっかり休むことを徹底しない限り、そういう仕事をしている人は取り残されてしまう。この矛盾を解決しないと、いくら家族や食育の大切さを論じていてもむなしい。子どもの成績の格差を生み出しているのは、実は「収入の格差」だけではなく「生活の質の格差」なのだ」と言っている。ここが肝だ。(八王子市議会議員 両角みのるブログ: 三浦展『格差が遺伝する!』(宝島社新書) より)
この間、早起きをすすめる会の東京北社会保険病院の神山潤先生の講演を聴いたときに、”ほんのちょっと”だけ似た話がでてきたのを思い出した。
夜しっかり眠ることと成績の相関を示してから、結局「ひとりひとりのお父さんたちが意識を変えなければダメ。深夜長時間残業を美徳とする労働感がまわりまわって子供の睡眠リズムを崩している」と。
意識のツボを突かれてハッとしてしまった。
毎日子供と一緒に夕食をとる生活ができたらいいのだが・・・。



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